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​​「大学ファンドレイジングを考える」

​令和2年11月1日 18時-19時30分 オンライン開催

 大学を取り巻く環境は厳しい。学術分野におけるグローバル競争の激化と我が国の厳しい財政状況は、教育・研究環境の整備、優秀な教職員の確保という課題にダイレクトに影響している。研究成果の事業化、またはそれを目的とした研究プロジェクトの推進とそれらを支える学生制度改革が行われていくのは当然と言える。

 一方でSDGsや地域活性化など社会課題における大学への社会的期待もますます高まっている。これらに対する取り組みは、中長期的なものにならざるを得ず、プロジェクトの成果の受益者は地域や世界といった漠然としたコミュニティーであり、事業化プロジェクトのように特定の受益者が活動経費を負担するというスキームの中で継続して実施されることは困難である。

 このような中、大学の財政基盤の安定化、それにともなう多様な教育・研究活動の推進として注目さているのはファンドレイジング、すなわち寄附の戦略的な受入である。多くの大学で経営戦略の柱としてファンドレイジングの活性化を位置づけており、またクラウドファンディングなどを専門会社と連携して行う事例も増えてきている。その中核を担う専門職がファンドレイザーである。

 本セッションは、1)現役ファンドレイザーと2)研究プロジェクトの支援を担当するURAが、それぞれの立場から大学におけるファンドレイジングの意義について報告を行い、ファンドレイジングにおける専門職の果たすべき役割と課題、将来展望について考える場を提供することを目的とする。大学におけるファンドレイジングをテーマとした研究は我が国ではすくない。このセッションをきっかけに研究者、教育者、および実務家による熟議と成果の公表がすすむことを期待する。

スピーカー

渡邉 文隆氏(公益財団法人京都大学iPS細胞研究財団 社会連携室長)

原田 隆氏(東京工業大学 情報理工学院 リサーチ・アドミニストレーター(主任URA)

参加費:無料

参加資格

本セッションは、研究・イノベーション学会 年次学術大会参加申込者以外の方も参加できる「一般公開」セッションです。

本セッションの内容にご関心のある方ならどなたでもご参加できます。

参加申込(2020年10月29日締切)締め切りました

本セッションは「研究・イノベーション学会第35回年次学術大会」の企画セッションの1つです。

研究イノベーション学会第35回年次学術大会プログラム

(2020年10月31日、11月1日 オンライン開催)

https://jsrpim.jp/?p=3922

問合せ先

東京工業大学 原田 隆

harada@c.titech.ac.jp

「大学ファンドレイジングを考える」: スケジュール
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